今回は、リスナーさんの「つま恋」についてのメールから始まって、70年代のお話、《拓郎さんが聞き直してみたい曲》、Bob Dylanについてのお話。拓郎さんがボブ・ディランの「セルフ・ポートレイト」を絶賛していた事は良く知られている事だと思うが改めて聞けて良かった。
メモ
リスナーからのメール
1975年当時「つま恋」のイベントへの参加は学校で禁止されていて、友達が利用しようとしたバス乗り場に生活指導の先生が来ていて連れ戻された。
県内の高校では禁止されていた
篠島の時は一人で行った。
後悔はしないように出来る事はやる
70年代は若者文化が変化していく時代、世界中の文化がものすごいスピードで変化していく時代で、その流れはスピード感があって、若者と古い価値観を持った大人との闘いがあったが、この流れは誰にも止められなかった。
ラストアルバム等の作業の話。武部さん、鳥山さんとデータのやり取りをして作業をしている。
最後の「LOVE LOVE あいしてる」という話が出てきている。
曲「僕たちのラプソディ」
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僕達のラプソディ
拓郎さんのラストアルバムの話
全てこの世でOK。
今を頑張って生きている、それだけ。
現在が大事。
現在の時間が最高でなければいけない。
エンディングというのが実は未来に向かって歩き始めているという意味を持っている。
終活とかでは無い。同窓会的なものはメインでは無い。新しい事に挑戦。
季節の果物の話
拓郎さんと佳代さんがシャインマスカットが好きだという話から佳代さんのハードスケジュールの話。
聞き直してみたい曲
松本隆さんの話から、神田広美さんの「ドンファン」を作り終わった後に原宿のプレイバッハで食事をした時の話、「舞姫」の話から、お店にいたチャーミングな女の子の話になったので、今日の曲は「舞姫」かと思ったら「この歌をある人」だった。
曲「この歌をある人に」
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この歌をある人に
11:00 佳代さんのコーナー
「たえこMY LOVE」のエピソード
70年代初頭に柳田ヒロに紹介してもらった女の子がいなくなった話。
けだるい雰囲気の女の子
白けた感じ
白けた時代
お互いに干渉しない
石川鷹彦さんの新鮮なアレンジ
曲「たえこMY LOVE」
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たえこ My Love[EPレコード 7inch]
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たえこMY LOVE
ボブ・ディランの話
拓郎さんが高校の頃、アメリカンポップス全盛の中からメッセージ色が強い曲、人生、社会の風景を歌っている声が聞こえてきた。それは流行っている訳ではなかったが若者達の支持を受けていたが、まだ大ヒットには至らない。
プレスリーのロックン・ロールは反体制、反大人、大人達への反抗を歌っていたが、社会、政治へのメッセージは感じなかった。
ボブ・ディランは社会へのメッセージをギターを弾きながらハーモニカを吹きながらシンプルに歌う。
当時、広島ではボブ・ディランのレコードは入手出来なくて、岩国のFENで聞いていた。
スリーフィンガー。ボブ・ディランは実はギターが上手い。
曲「Don’t Think Twice, It’s All Right」(邦題は「くよくよするなよ!」)
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Don’t Think Twice, It’s All Right
拓郎さんが広島にいる頃は、ボブ・ディランについては、それ程ファンではなく、拓郎さんはフォークについては知らないし、それ程、興味も無かった。拓郎さんはリズム&ブルースに興味があった。
東京に出てきた後の話。東京のフォークソングの事情。
ボブ・ディランのレコードはCBSソニーから発売されていて、「セルフ・ポートレイト」というアルバムに拓郎さんは寄稿文を書いた。拓郎さん曰く、ボブ・ディランは素晴らしいソングライターでメロディーやコード進行、作曲家としての素晴らしい才能を感じているとの事。
「ブルー・ムーン」
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ブルー・ムーン
拓郎さんは東京に来てからボブ・ディランから離れていった。ボブ・ディランは理解するには難しくて、宗教的な感じにも聞こえる。1975年の「血の轍」からボブ・ディランは遠くに行ってしまった。
ボブ・ディランは何も変わらない。拓郎さんはボブ・ディランに新しいアメリカン・ポップスを求めていたが、それは間違った解釈だったかもしれないとの事。
ボブ・ディランはポピュラー性のあるシンガーでエリック・クラプトンも「Love Minus Zero/No Limit」をカヴァーしている。
曲「Love Minus Zero/No Limit」
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ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット
観音崎マリンスタジオの話
観音崎マリンスタジオと、みなとみらいのランドマークスタジオが拓郎さんのお気に入り
ラストの曲はポリスの「EVERY BREATH YOU TAKE」。拓郎さんが大好きな曲との事。
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見つめていたい
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