119ページにアクエンアテンの「アトン賛歌」が載っていたので、以前入手した本。長らく積読状態だったのだが、少しずつ読み始めている。
エジプト王国三千年―興亡とその精神 (講談社選書メチエ)
読書、アニメ、漫画、音楽のメモ・感想、プログラミング のメモ等
119ページにアクエンアテンの「アトン賛歌」が載っていたので、以前入手した本。長らく積読状態だったのだが、少しずつ読み始めている。
上杉謙信公の関東遠征に至るまでの関東の状況や関東管領に就任する経緯や川中島合戦について解りやすく書かれていると思う。関東管領就任への経緯の箇所については吸い込まれるように読んでしまった。小説等で描かれている謙信公について、史実に戻って整理する事が出来る本だと思う。「敵に塩を送る」についても史実から分析されている。歴史については実際にその場にいる訳では無いので史実から真実を探っていくしかないと思うのだが、真実に近いものに至るプロセスが解りやすい感じがした。
私が上杉謙信公に関心を持ったのは、昔、父から池波正太郎の「剣の天地」という小説を読んだのがキッカケだったように記憶している。この小説の主人公は上泉伊勢守なのだが、長尾景虎を義将的に描いていたように記憶している。随分、昔の事なので小説の内容は憶えていないのだが(機会があれば電子書籍で再読してみようと思う)。その後は咲村観という人の「上杉謙信」という小説や、海音寺潮五郎「天と地と」を読んだりして、謙信公について、様々な描かれ方をしている事を知った。小説で知った謙信公について歴史書で史実を探って行くのも良いと思う。
「響け!ユーフォニアム」シリーズの武田綾乃先生のデビュー作。テンポ良く吸い込まれるように読み進んだ。カバーに記載されている説明を読まずに読み進めていったのだが、これは三角関係の話なのかな?と思いながら読んでいた。この「?」は、男性が男性を好きだったり、女性が男性に嫉妬したりしていたからだ。各々が抱えている家庭環境の問題やトラウマ等の描写は後の「響け!ユーフォニアム」シリーズへの流れを感じた。作中に《ライクじゃなくてラブ》という台詞があった(「響け!ユーフォニアム」の麗奈の台詞)。沖泰斗が宮澤けいとと出会った時に、けいとが読んでいたのは綿矢りさ先生の「蹴りたい背中」。「蹴りたい背中」は武田先生が小説家を目指すキッカケになった作品で綿矢りさ先生の作品への敬愛が感じられた。作品の終わり方も、なんとなく綿矢りさ先生の作品に近い感じがした。
吉川英治先生は「宮本武蔵」の著者。昔、読んだ「宮本武蔵」を思い出し夢中になって読んだ。
「将門記」は参考にしているが「宮本武蔵」同様、フィクションの要素が主。例えば藤原不死人は架空の人物。フィクションの要素が多いのだが、将門公の心情や性格や当時の情景が伝わってくる感じの作品だと思った。この小説の中の登場人物は作品の中で生きている感じがした。
オムライスから小林さんのトールとの出会った時の話に。小林さんがトールと出会った経緯が解って良かった(原作の4巻「トールと出会いII」)。ルコアさんも、こちらの世界に馴染んで来た感じ。エルマはプログラミング関係の本で勉強中。トールは、あちらの世界で親しかった?(というより少し交流があった)人間は、たった1人との事。アニメは原作のエピソードの順番とは違うのだが、トールがあちらの世界で交流があった人間についてのエピソードは、原作の第3巻「トールと昔話I」。
なんとなく、3巻を読んでみた。アニメと原作のエピソードの順番は全然違う感じなので原作は原作で読み進める感じになりそうだ。
追記
原作の4巻を読んだら、小林さんとトールが出会った経緯の話があった(第32話 トールと出会いII)
長身のエルナンドは、先が楽しみな感じ。モンソンの闘気のようなものは凄い。ドリスコ団長の人柄も描かれている。セスタス 達はエチオピア人のゾラと、これから、どのように関わっていくのだろうか?因みに9巻もアニメ化されていないようだ。
ネフェルティティの事を知りたくて読んだのだが、クレオパトラ、ハトシェプスト、ネフェルティティ、アンケセナーメン等、エジプトの女王について纏まっている感じ。シバの女王ビルキス、パルミラの女王ゼノビアについても書かれている。ネフェルティティの章では第18王朝のアクエンアテンについても書かれているので、その辺について簡単に知りたい方にもお勧めだと思う。
TOKYO MXで再視聴。鍛冶屋リズベットの話。再視聴で、この先の事も知っているので理解が深まる感じがした。原作は『ソードアート・オンライン2 アインクラッド』の「心の温度」。原作ではアスナとリズベットの会話もキリトとリズベットの会話、リズベットの気持ち、心の中が、詳しく書かれている。SAOは原作も併せて読まれる事をお勧めする。
5月15日は『響け!ユーフォニアム』の登場人物である高坂麗奈のお誕生日という事で原作小説が気になったので「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」の最初の辺りと「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編」最後の辺りに目を通してみた。この物語は高坂麗奈で始まっていて、麗奈で終わっているような気がしたからである。「響け!ユーフォニアム」は久美子が麗奈に導かれて変わっていくという物語でもあると思うので、始まりと終わりが気になった。思った通り、麗奈で始まって麗奈で終わっている感じがした。「決意の最終楽章」は久美子が本来の自分を見つける物語とも読めるのだが、それでも久美子の中で麗奈は特別な存在で、それは続くようだ。