「現代仙道百科」の著者である小野田大蔵さんによる「老子」の解説書。
入手したのは25年以上前で所々拾い読みはしていたのだが、ようやく読了(2022.8.6)。
老子についての本は沢山あるのだが、この本は仙道の用語を使って解説されているのが良いと思う。
巻末に「老子全文(読み下し文)」が掲載されている。
メモ
- 我々の住む世界は天と地で代表される相対世界
- 相対世界の原因となるものが無なる存在
- 相対的存在でないという事は絶対的存在
- 頭脳知(分別心)と腹脳
- 知と明
- 自他を分別する立場に立って物事を観察し判断するのが知(相対知、分別知)
- 自他の差別を乗り越えて自他一体の根源的立場から物事を観察し判断するのが明(絶対知)
現代に生きる老子の人間学―仙道による理想生活の実現